目新しい!

今日も東京の感染者327名!減っているの?これで安心・・・?というレベルかな? 確かに微妙な感じの数字が連日で、いつまでも心配な新型コロナです!
そんな「新型コロナウイルス」で今までに日常では目にしなかったものが身近に・・・!というような機械が!  先日の紹介しました「二酸化炭素」を測定するようなものも出て来たり!と、物知りになるには良いのかも・・・?のようなですが!
これも、今までは普段の生活の中では、あまり目にしなかった!と言う物が、今日たまたま出かけに寄ったドラッグストアで見かけました! いったいなんだと思いますか?
それは「パルスオキシメーター」と言う物で、何か病気になり病院などに入院なさった方ならば、一度は利用されているかもしれない小さな機械なのですが、新型コロナのこの時期、どこかで見たり聞いたりした方もいらっしゃるのかもしれません?
この「パルスオキシメーター」という「医療機器」は、どれほど酸素が現在血液中に運ばれているかを採血することなく、指先を洗濯ばさみをはさむよう事で、簡単にしかも短時間にはかり、知ることが出来るものなのです!
呼吸により肺から身体の中に取り込まれた酸素は、血液中の成分「ヘモグロビン」と結合し全身に運ばれるのです!  酸素と結合する時にヘモグロビンが鮮やかな赤く変わるために、その性質を利用して、指からの光の吸収度などから動脈血の色を測っているのです!
もちろん、皮膚の下には静脈もあり、他の組織も通っているのですが、動脈のあの「ドックン、ドックン」という脈の動きをもとに、動脈血だけをとらえて、その中のどれほどのヘモグロビンの何%が酸素とくっついているかを表しているのです!
その為に「パルスオキシメーター」は「SPO₂=経皮的動脈血酸素飽和度」を測るものなのです!
健康な人の酸素飽和度は?と言えば正常値は96%~99%と96%以上を、95%未満は?呼吸不全の疑いが? さらに、それが90%未満となると?明らかに呼吸不全の状態と言え、この状態が続くと心臓や脳などが、酸素不足になり障害などの危険も!そのために在宅酸素療法の適用になるのです!
以前は、一時期よく耳した事も有る「睡眠時無呼吸症候群」ですが、この検査の時には、この「パルスオキシメーター」は利用されておりましたし、また最近では増えている在宅のでの酸素療法をなさっている方なども、医師の指導のもと利用しております、サン薬局での在宅での訪問の際にも、バイタルサインの目安としても利用しております! また低酸素状態になり易い、飛行機内や高地への旅行の時などにも使われ、少しづつ一般にも普及してきておりました!
そこに来ての今回の「新型コロナウイルス」の流行で、神奈川県などでは、コロナにかかり在宅療養の方の、咳などの呼吸器症状などが急に変わったりと言う事も有り、現在の健康状態を知るためにもと、自治体で貸し出すようになっているようですし、他の県や東京都などでも同じように始められたという事です!
そんな新型コロナ心配からなのか? 最近では通販などでも簡単に手に入るような、宣伝やチラシもよく目にしております!  ただ現在もあります「非接触型の体温計」などと同じように、これも「医療機器」になっております!  当然、日本では医療機器認証制度により、審査を受けているものですが、その受けたものには「認証番号」と言う物が必ず記されております!
値段だけが目安にはなりませんが、中には意外と安いものも?  安いからよくない!ということはないですが、そんな時には、先ほどの「医療機器としての認証番号は?」ということは確認なさるのが安心なのかもしれません?
もちろん、機械により多少の誤差もありますし、また指先が冷たく冷えている時などは血液の流れも十分でなかったり、指先にマニュキュアなどが付いているだけで正確に測れない!という事も、また女性に多い貧血などでも血液中の酸素の量が不足している?という事も、そんな時にも誤差が生じやすいのです!
あくまでも新型コロナ感染に伴う「呼吸器症状の重症度」の判断には使えても、その数値により普段の容態管理に生かすのであれば、やはりかかりつけの医師に相談するのが良いと思います!
その前にまずは罹らないように、できる予防をきちんと致しましょう!
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