身から出た錆!

一昨日からの一都三県の飲食店の、営業時短とお酒の提供の解除! それまで飲みに行きたくてもいけない状況で家飲みが増え、今まで以上に酒量が増えて、さらには運動不足により、そのまま身になり「メタボ」に・・・!でしたが、同じような原因らしく、昨日の夜に友人から緊急の電話が・・・?
何かと思いましたら?寝る前に、急に足の指が赤くはれ痛みがあるとの事、その痛みが普通の痛みでなく、とてつもなく痛い!と言うのです・・・
特にどこかにぶつけたとかでなく、いきなりだと!  ともかく痛いから何とかしろ!と言うのですが、言われても!その痛みが分からないので何とも?  ならば、まずはとりあえずは痛み止めを飲めば!と、持っている痛み止めらしいものをずらずらと教えてくれましたので、その中から一つの薬を飲むように言いました!
ともかく、痛みが止まっても、その原因が何だか分からないので明日には病院に行くように指示をしたのですが、ひょっとしてその痛み「痛風」では?と思い、痛みのある場所やその腫れている個所を聞いてみると?右足の親指の付け根だと!  多分それ「痛風」、俗に贅沢病だよ!と言ったのですが、ともかく痛いと・・・!
自分から電話をかけてきているのに、話しているのも嫌になるほど痛い!と言いますから、そのまま切ったのですが、今日夕方に電話があり、昨日は少しは痛み楽にはなり眠れたそうですが、また痛みが夜になると怖いので病院に行って来たそうで、その結果、まさに当たり!で、原因は「痛風」だったと言います!
確かにそれは「痛い!」  俗に「風が当たるだけでも痛い!」と言い、だから「痛風」と書くと言いう位ですから!
痛風の原因は「尿酸」と言う物質が結晶になり、関節に溜まり、そこに炎症が起きるのですが、それを事前に知るのが尿酸値!血液100mlあたり7mgを超えると「高尿酸血症」と診断され、治療の為に薬を飲むような事が必要になるのですが、それを放っておくと?今回のような事が、突然襲ってくることになるのです!
尿酸と言う物は、細胞の核に入っている「プリン体」が分解され出来る老廃物なのです、通常は身体の中で尿酸が出来る量と、出来た尿酸を体の外に出す量がバランスが保たれていて、尿酸値は正常値で保たれているのですが、食生活の乱れや、尿酸を排出する腎臓や腸管の働きが弱くなったりして、尿酸が普段よりも多く身体の中に溜まってしまい「高尿酸血症」になり、結果!今回のような関節の炎症が起き激痛が!と言う事になってしまうのです!
今回の電話の主、今までも健康は当たり前!の様に思っているやつで、自分は健康の塊の様に思い!  そんな方よくいらっしゃいますが、自分は病院に行ったこともない!とか言っている人なのです!
しかし、今回の痛みよほどだったらしく?早速、今後今回のような痛みが起きないようにするにはどうしたら・・・?と、聞いて来ております!  みなさまの中にもいらっしゃいませんか?何か、足の親指の辺り、モゾモゾするような・・・?なんて方、まずは血液検査した方がよろしいと・・・!
注意するのはやはり食生活!よくビールにはプリン体が多いと言われますが、もちろんそうなのですが! だからと他のアルコールは良いのか?と言えば、そうではなく、他のアルコール飲料でも、ほとんどが尿酸値を上げさせる事が分かっております!
また尿酸は細胞の核に含まれると言いましたように、お肉や魚、レバーや白子、あん肝などの内臓、小魚、干物などには気をつけないと!  もちろん、モツやホルモンなども当然ですよね!
とは言え、やめろ!ではなく、肉や魚なども食べ過ぎないように!さらにお酒の量も出来れば少し減らし、さらに適度な運動を取り入れるのが良いのです!  また体重が気になる!と言う方は、やはり多少は減量を目指すのが良いと思います!
またこの痛みですが、ストレスが溜まっている時に起こりやすいとも言います、お酒の量を減らすことがストレスになり?と言う事も、かもしれませんが?そこはジョギングや散歩でストレスを発散するのがよく、お酒を飲むことでストレスの発散と言うのはチョット「本末転倒」に・・・!
まずは、足の関節が何ともなくても、まずは一度健康診断を受けましょう!
処方箋調剤、在宅と地域の健康作りの助けになる薬剤師、チーム医療に参加する薬剤師の教育に力を入れる「サン薬局」です!
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