毒!薬?

今日は朝から雨がパラパラ降る梅雨の様なお天気になっておりました!  九州の北部、中国、四国、近畿、東海と、いよいよ来たか!の梅雨入りの発表がありました、いつもよりも早いと言いますが、と言う事は来ますかね?近いうちに関東も・・・!
車を止めた駐車場のちょうど前に、梅雨と言えば、この花・・・!「紫陽花」が・・・!  やはり晴れている時よりも、雨の中の方が綺麗に映りますね!

これからの鬱陶しい時季になりますが、雨にも映える!と言う事から、この時期のお料理などには季節感を出すために、たまにアジサイの葉や花がお料理に添えられていることありますよね!  でも、お料理に添えられている、例えばお刺身に「大葉」や和菓子のカシワやモモの葉などと違い、アジサイは食べない方が良いようですよ!あっ、カシワも食べないか!
昔から「紫陽花には毒がある!」と言われております! だから!と言う事なのですが、しかし、この「紫陽花に毒がある」これも、今一ほんと?と、言うところもあると・・・? 実際はまだ研究段階で、本当に・・・?かどうかは完全には分かっていないと言います!
でも、この紫陽花による中毒症状は結構発生しているのは確かで!  いったい「どっちなんだい?」と言いたくなるほどに曖昧だとも・・・?
と言うのも、実際に「アジサイ」については、野生種と園芸種とあり、全体ではどれほどの種類が?と言いますと、なんと世界中で3000種以上と・・・!  その世界中のアジサイを取り集め、その毒性について調査した結果を見てみると?  例えば、中国の四川省産のアジサイからは「毒」が検出され、日本の京都産のアジサイからは検出されていない!と言った具合に、検出されるものとされないものがあるのだと!
でも、検出されるものがあるために、たまたまその種類を口にした時には「中毒症状」として「吐き気や嘔吐、めまい、顔面紅潮、けいれん」などの症状が良く見られと言います、またその有毒成分は「青酸配糖体」のために、重症化すると「呼吸困難や昏睡状態」になる事も?と言います!
では、いったいアジサイのどの部分を気を付ければ?と思いますよね!  研究の結果、アジサイの毒性が疑われる部分は?と言いますと、まず「葉っぱ」でしょ、そして「花、つぼみ、根っこ、茎」とほぼ全部!だと・・・
最近ではそんな「アジサイには毒が!」と言う事で、お料理の中に葉っぱや花など、実際のアジサイを使う事はほとんどなくなっている!と言いますが、しばらく前の「2008年や2009年、2011年」に、お料理に添えられていた葉っぱを食べてとか、花を食べて「顔面紅潮や嘔吐」などの中毒症状が発生したと言う事が、残っております!
では、アジサイには注意しておこう!と思うでしょうが、意外とこれと何の関係が・・・?と思う、お釈迦様の誕生日をお祝いする花祭り!この時に飲まれる「甘茶」これ、今日駐車場の前に見つけた「ガクアジサイ」この変種の「ユキノシタ科」の植物で、アジサイの仲間だったのですよ!
でかどうかは分かりませんが、2010年に神奈川県内で花祭りの行事の時に「濃く煮だした甘茶」これを飲んだ小学生100人ほどの内、半分ほどの子供たちが「嘔吐」の症状が出たそうですが、その後30分ほどですぐに良くなったと言う事が起きていたと言います、これも甘茶を普通よりも濃く煮だしたのが原因と言われております!
もちろん「甘茶」は古くから使われており、今までもその中に有毒成分と言う物は発表されておりませんが、アジサイの親戚!と言う事を考えると?飲まれる時には薄めに出して飲まれるのが良いと思いますよ!
厚労省も「甘茶」を煮だすときには?「2g~3gを1ℓのお水で!」と薄く入れるように!と注意をしていると言います! ご注意を!
もちろん、これから綺麗に咲き誇る「紫陽花」!  「君子危うきに近寄らず!」ではなく、十分に近づき、見たり、触ったり! それだけで、毒が身体の中に・・・?と言う事は、有りませんのでご安心を!  これからの、しとしとジメジメと鬱陶しい季節、綺麗な花を見て、明るくなるのは、心の薬ではないですか!
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