ピリピリ、チリチリ!

暖かいような寒いような毎日ですが、やはり平年に比べると暖かなのでしょう? さらに今年は暖冬らしいとも言われておりますし!  でも日が短くなり、4時ころになると結構寒いですよね? どうぞ風邪などひかないようにお気を付けください!
日中は比較的暖かで、夜になると急に寒く感じ、また乾燥なども関係して?なのでしょうか、腰や肩などの痛みと言った、痛みを感じる方が最近多い様です!  その中でも夜眠れないほどにという方も、他にも洋服がすれて痛いと訴える方が結構いらっしゃるのです?  何それ・・・?と・・・
それは丁度少し前の9月や10月と言った季節の変わり目の時に罹った「帯状疱疹」が原因で・・・なのです!  この「帯状疱疹」は秋口の9月から10月が最も多く発生して、全体の6割ほどがこの時期に罹り、あとの4割の内の半分以上が春先の2月~3月の多くみられる病気と言います!
そして、その患者さんの7割以上は50歳以上の方に・・・と言われるほど、高齢の方がかかりやすいのです!
この原因のウィルスは子供のころに罹る「水疱瘡」を起こす「水痘帯状疱疹ウィルス」と言う物なのです!
子供頃に罹った「水疱瘡」が治っていなかった・・・?  のではなく!このウィルスが発疹などの水疱瘡の症状が治っても、実は身体の中の「神経節」と言う、神経の細胞が集まった個所に隠れ住んでおり、復活の時期を・・・と様子をうかがっているのですよ!
この潜伏している状態の時には悪さはしないのですが、体力が衰えたり強いストレスや疲れなどにより、免疫力が落ちると、ここぞとばかりに今まで隠れていた「水痘帯状疱疹ウィルス」が活発になり、神経節の神経に沿って皮膚や神経を攻撃しだし、増え始めるのです!
そのために高齢の方や子供に出やすく!  50歳頃から罹ることが増え始め80歳までには3人に1人はなるともされているのです!  ですが、体力の充実している方でも、一時的に体力が落ちた時などには同じように出ることがあるので、普段元気だから・・・と言っても心配なのです!
それと、痛みとは関係がない様に・・・?ですが、この「帯状疱疹」に罹ると胸や背中、顔などの身体の左右どちらかの片側に、ヒリヒリした痛みが出て来て、数日後には赤い発疹や水ぶくれが帯の様に出るのです!  発疹よりも痛みの方が早く出て、その痛みも最初は「ピリピリやヒリヒリ」する感じのために「四十肩や腰の痛み」あるいは「心臓の・・・?」と誤解をして、治療が遅れると?炎症によって傷ついた神経により痛みがいつまでも続く「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれるものになってしまい、先ほどのように「肌着や洋服が擦れても?や夜眠れないほどに・・・!」と言う痛みが残ってしまうのです!
特にこの「帯状疱疹」の症状が重かった方には、特に残りやすく長い方になると1年以上も・・・と言います!
その痛みが残らないように!するには?早いうちに発見して、飲み薬をきちんと飲むことなのです、早ければ早いほど効果も、そして痛みになる事も少ない!と言います、そのためには早期に発見ですから、いまの時期、乾燥もしているので身体がかゆいことも多くなります、そのかゆみがなんとなくでも「ピリピリやチリチリ」するような?で、かゆみとは違う!と感じた時には、お近くの皮膚科の受診を・・・!
また体力に自信がないという方や、心配?という方には2016年より予防のために「水ぼうそうを防ぐワクチン」が、帯状疱疹の予防のために50歳以上の方でも打てるようになっております!  ワクチンを打つことでこの帯状疱疹になるリスクは半分に抑えられ、そして仮に罹っても、その後の「帯状疱疹後神経痛」になるリスクは6割以上も防げる!と言いますので、もしも心配であればかかりつけの病院でご相談してみては如何でしょう!
なお、抗がん剤などの一部お薬をお飲みの方など、免疫力が落ちている方には打てないことがあるのでご注意を・・・、主治医の先生にご相談ください!
処方箋調剤、在宅と地域の健康作りの助けとなる薬剤師、チーム医療に参加する薬剤師の教育に力を入れる「サン薬局」です!
地域の「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」の「サン薬局」です!