セミ!

昨日は思わせぶりのお天気で、晴れていると思うと、いきなりのザーッ!  今日はと言えば、やはり昨日とは違い、思わせぶりもない、朝からのドヨンとした梅雨空で時々パラパラと雨の降る一日でした!みなさまの所では如何でしたか? 関西地方や東海地方では梅雨明けの前の降りなのか、結構激しい雨が降っていると言います、どうぞお気を付けくださいね!
関東地方も月が替わると、梅雨明けになりそう?だと、お天気予報では言っておりましたが、当たるのかなー?  そんな予報の出ている昨日の夕方、何となくですがセミの鳴き声を聞いたような・・・?気がしたのですが、そろそろ始まりますかね、あのうるさい!と言っても、止むことの無いセミの鳴き声が・・・?
そんな昨日聞いたような「セミの声」でしたが、今朝出かけに、こんなところで?と思うような、土もない、路肩の角に泥で汚れた「セミの抜け殻」が張り付いておりました! 誰かが置いたのかと?思ったのですが、取ろうとして見ると足の所がしっかりとコンクリートに固定されており、疑う事もなく、ここで生まれたのだー!と・・・
この時期、公園などに行くと、木の根元や木にくっ付いているのを見かけますが、必ずしもそうでない、とんでもない!と、思うところでも這い出して、セミになっていくのですねー!
一般には、蝉は今回の様に地下から這い出してきて、地上でセミの成虫になると1週間ほどしか生きられない!と言いますが、実際は?と言いますと、途中で鳥などの天敵に襲われない限りは、1週間以上生きることが出来、1ヵ月程度は生きるのでは?と言われております、が!
ただ、成虫の飼育は難しく、セミの生態については、まだはっきりと分かっていない事も有り、意外と謎の多い生き物なのだそうです!  一般に捕まえて、籠などに入れて飼育した時に、1週間ほどと短い時間で死んでしまうので、寿命が1週間!という事が言われ出したのでは?と言われております!
地上に出て1ヵ月ほどでも、幼虫の時には地中に少なくても3年はいると言いますから、姿を見るのは短い夏の時だけですが、昆虫の寿命としては意外と長生きの方に入ると言います!  アメリカには「ジュウシチネンセミ」という種類もいて、その名の通り、土の中に17年も過ごしている物もいると言います!
セミは、なのか「も」なのか?鳴くのはオスのセミだけですが、さすがに生まれてすぐには、あのやかましい!と思われる大きな音は数日は出せない様で、生まれて数日はかすかに鳴くほどなのだと! というと、昨日聞いたかすかに?と聞こえた、セミの鳴き声らしいものは?やはり生まれたばかりのセミだったのかも・・・?
でも、これは意外ですが、大きな声でなく様になるセミですが、携帯電話を掛けている時に、かけている方はうるさい!と思うほど聞こえていても、このうるさい!鳴き声は、携帯電話の相手には全く聞こえていない!という事をご存知でしたか?
何故かと言うと?携帯電話では「300Hz~3500Hz」の周波数の音声を通していますが、セミの鳴き声の周波数はそれ以上の「4000Hz」の為に、電話口にセミが鳴いていても、相手には全く聞こえていないと言う事なのです!
ですから、降るようにセミの声が聞こえていても、電話の相手には掛けている方の声だけがはっきり聞こえているので、ご心配なく! 自分では、セミの声で聞こえないからと大きな声で話していると、その話し声、意外と周りの方に丸聞こえで、さらに相手には迷惑なほどの大きな声で聞こえている!という事になりますので、ご注意を!
また、セミのこの抜け殻ですが!これは意外にも漢方薬の成分として「蝉退=センタイ」と呼ばれ、今でも使われているのですよ!  それも特別の病気の時に!ではなく、丁度これからの夏になり、セミも顔を出すこの時期と同じ様に、この時期に多い「かゆみなどの強い湿疹や皮膚炎、あせも、水虫」などに、よく使われる「消風散」という処方にはこれ入っており!  意外とこの処方を飲まれている方には「セミの抜け殻」お役に立っているのですよ!
えーっ!と万が一、この「消風散」お飲みのみなさま!ビックリしてやめてはダメですよ!  成分として入ってはいますが、今は生の物を煎じて飲むわけでなく、保険適用になっているものは、飲みやすい、細かな顆粒状になっておりますから、きちんと指示通りに続けて、かゆみなどの湿疹を早く治しましょう!  かゆみという物は我慢ができませんから、夜寝ている間に掻いてしまい!ひどくなっては大変ですから!  治療の薬なのできちんと飲みましょう!
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