「ミライ?」

現場に出ていてよく出会うのが、小さなお子様のお薬の処方箋をお持ちになった時です、「風邪をひいて咳がなかなか止まらずにいたので、受診をしました!」 そして今回が飲み薬始めてなのですが? とか「、いつも粉のお薬を飲ますのに、嫌がって大変なのです!」とかが・・・!  そんな経験はありませんか・・・?
そうなのです、以前だとお子様のお薬って小さな子は「お水タイプ」の物がほとんどだったのですが、持ち運びや長期の時などを考え最近はお粉のお薬が多くなってきました! もちろん以前よりのお水のタイプもありますが、今はお粉…多いいですねー!  でも、もちろん大人のお薬とは違い、お子様用にできているので飲みやすいように「オレンジやイチゴなどの味も香りも付いております!  我々も初めてのお薬の時には一応どんな味? とその味を確かめているのですが、結構美味し!なのですが、それは我々大人に取ってらしく、いざその張本人のお子様にとっては「ヤダ、その味!」と、無理やり口に入れようものならば「べーっ」と出してしまうのです!
咳で夜に眠れないとか、熱のために食欲がなく何も食べないし、飲まない・・・!何て時にはそりゃー心配ですよね、ともかくお薬を飲んでくれないと・・・! と言って無理やりはダメ・・・?どうしよう・・・?ですよね!
今ですと「お薬飲もうね!とか飲めたね!」なんて言うゼリー状のオブラートが有りますが、それでも・・・! だとアイスの混ぜたり、みそ汁に・・・、とかともかくいろんな物、いろんな味に混ぜて・・・!  それでも? 確かに、つめたいアイスなどだと多少その冷たさで舌が麻痺して飲みやすくなったり、それがチョコなどだとチョコの味が濃いのでその濃い味と冷たさの二刀流で何とか、とか? またお粉なの薬をココアなどのパウダーに混ぜ込んで!とか・・・、まーいろいろ苦労を・・・!
溶いたりしてももー、ともかく薬と分かった時からなんでもイヤ・・・で! そうなると、では溶かさずにお水を少し足して、お団子のように練って飲ませたら・・・?  そうお団子状にして口に含ませそしてジュースやお水で・・・! そんな時に以前は舌にのせると味を感じてしまうのでなるべく上あごに付けてとか、舌の先は甘みを奥の方が苦みを感じるのでなるべく舌の真ん中に置いて飲ますように!とか言っておりました!
確か以前や舌の「味覚地図」とかが有って、舌の先には甘みを、奥の方には苦みを、舌の左右の脇に酸味や塩気を感じる神経と言うか、味を感じる「味蕾=みらい」と言う組織があると教わったように・・・! なのでもしも味を感じないようにするにはその味蕾がない、舌の真ん中に置くのが良いと・・・?でした・・・
ところが、それが違うのだそうです、さらには今はその味5種類で「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」そしてもー一つは・・・?  「辛味」だと? それとも「渋味」?
イヤイヤ! 今はですね、なんと「うま味」なのだそうです!  えーっ?とお思いでしょ?  「うま味」って、味なのはわかりますが「アジ」なの・・・?  そうなのです入るのですよ「うま味」この五つがなんと「5基本味」と呼ばれるそうです!  へーっ?昔と違う・・・です!
そして、さらには味を感じるのは「味蕾」なのは同じなのですが、その味蕾ですがそれが五つの味一つ一つの味蕾でなく、「味蕾」と言う味を感じるところが有りその味蕾には先ほどの5基本味の細胞が全部入っているのだそうです、ですから味を感じるところが以前のように位置により違うのでなく、味蕾のあるところではすべての味を感じると・・・!  へーっ!です・・・
まだ、さらにですが今までその味は舌だけで感じると思っていたのですが、実はその先、ノドにもその味蕾が有り、ノドでも感じているのだそうです!  へーっ!です・・・
では、私が味と思っていた「辛味や渋味」は・・・? と言うとこれは味ではなく、痛みに入るもので「痛覚」なのだそうです!  へーっ!です・・・
如何ですか、みなさまも「へーっ!」でしたか?   しかし変わらないのがその味蕾のある位置ですが、今まで甘味は先で、苦味は奥で・・・、と思っていた以前の「味覚地図」ですが、それぞれ感じると言われていた場所に5基本味のある味蕾が沢山あるようで、舌の真ん中はほとんどナシだそうです!
と言うことは嫌なお薬をお子様に飲ませる時は舌の真ん中か上あごに付けて!と言うのは正解の様です・・・!  お薬を嫌がるようになるのも知恵の発達とも言いますが、じゃれるようなそんな小さな戦いは・・・それも幸せでは・・・?
戦いましょう! お薬は飲まないと効果ありませんから!   また、これは最高!と言う方法が有りましたご報告します!
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