旬は?

お天気も悪く、涼しいではなく寒い日が続いておりますよね!  連休明けの寒さの時には、こんな日には、みなさま考える夕飯は「なべ料理」では・・・?と、秋の清々しいを通り越して、いきなり10月の中旬頃の気温ですから、初冬のように感じるのは、私だけではないですよね?
いきなりのお彼岸過ぎからの寒さで、連日「お鍋料理」!という方もいらっしゃるのかもしれません?が、これからの季節になると、なべ料理だけでなくても、身体が温まるようなお料理を!と思いますが、その食材は?と言いますと、まず頭に浮かぶのは「根菜類」です!
「根菜類」には血液の素になる鉄分の吸収を助けることで、血液が増えて、身体全体に行きわたることで身体が温まる、ビタミンCや、増えた血液の流れを良くして、身体を温めるビタミンEが多く含まれていたり、増えることで基礎代謝が上がり、体温を上げるように働く「筋肉」、その動きを良くしたり、筋肉その物を作る、もとになる「ミネラル」などの栄養素が含まれているからと言います!
だからと言っても、機械の様にガソリンなどの燃料を入れれば、すぐに活発になり!と言う訳には行かないのが、我々の身体!  この季節に応じた、旬の食材を食べたりすることで、少しずつ冷えない身体を作るようになるのです!
確かに現代の栄養学的には?「ビタミンやミネラル」などと言った、栄養成分一つ一つの物を分析して、科学的な研究から、その働きの効果を確かめることで、先の血行が良くなるや血液が増える、基礎代謝が上がるなどの結果、身体が温まるようになる!と言っているわけですが!
そんな科学的な現代栄養学ではなく、全く反対のような経験的なものでの身体を温めるのに良い!という考え方もあるのです!それは、中医学と呼ばれる漢方的な考え方なのです、その中には、しばらく以前より、ひそかな人気になっている「薬膳」という物が入るのです!
「薬膳」では食材を「四性五味=しせいごみ」という物に分けており、天候やそれを食べる人の身体の状態などに応じたお料理をするのです!
始めの「四性=しせい」とは、人の身体の状態で「熱性、温性、涼性、寒性」の事を言い! 食材を、身体を温める物を「温熱性」、反対に冷やす物を「寒涼性」、温めも冷やしもしない食材を「平性」と呼んでいるのです!
また「五味=ごみ」は?と言いますと「酸味、苦味、甘味、辛味、かん味」と味を指しているのです!  最後の「かん味」ですが、これは「塩辛さ」を指します!  そしてその食材が、それぞれ内臓「五臓六腑」に働き、作用するかも区別されているのです!
と言って、そんな今まで考えてことのないような、漢方的な食材の性質を考えて!なんて、とてもとても出来るものではないですが、簡単に考えれば?昔から言われている「旬を食べる!」と言う、自然に任せ、その時に出来、青果店に並んでいる時期の物を食べていれば間違えがないのです!
もちろんその土地により、出来るものも違いますので、まずは国内でできる、その時の旬の食材が良い!という事になるのです、ですからこれからの寒い時期なると、よく見かけるものは土の中に出来るものが多くなるのです!また野菜もどちらかと言うと、土に近い、背の低い野菜が出来ると言われております!
反対に夏の暑い時期には背の高い木に出来る果物や、野菜でも土よりも離れた物が多いのです!
一般に!ですよ、なんでもこれにならう!ということではないので、ここで妙な突っ込みはいりませんので・・・!
「薬膳」」の様な漢方的な考えでも、なんでも根菜ならば!「温熱性」ということでもなく、細かくは「ショウガやカブ」などは温熱性ですが「ダイコンやクワイ」などは寒涼性とされております!
要は今できる「旬」の野菜などを中心に、いろいろな食材の物を頂くのが良い!ということで、さらには「なべ料理」の様に生でなく、熱を加えたり、漬物の様な力を加えたりした物が、さらに身体を温める作用が強い!と言います!
一般には「旬」の物は、その時期に出来るものなので、たくさんできるので値段も安い!と言いますが、いったい今はどうなのでしょう?  また今の時代、その「旬」の物はなに?と言う位に、年中並んでいることも多いので、まず「食性」よりも、昔で言うと、今一番「旬」なものは何なのか?を知ることから調べないといけないかもしれませんね?
今の時間でも結構寒く、チョット電気毛布でも・・・?と思ってしまうほどです、くれぐれもお休みの時には、上手にお布団などの調節はして下さいね!
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