美味しい物にも棘!

昨日福岡に、そして和歌山県に上陸した台風14号、一昨日までの予報ではひょっとすると?東海や関東地方を縦断・・・?とも言われておりましたが、南にずれてまずは一安心でした!それでも雨や風が強く!と言う時もあり、今日は朝からいきなりの強い雨降り!と思えば、その後には薄日が差して!と何とも変わりやすい1日でした!
とは言え、地域によっては雨や風の影響が心配で・・・!と言う場所もあったと思います? みなさまのお住いの所では如何でしたか?
関東地方では明日の日曜日、祝日の2日間は晴れの予報が出ております、気温は上がるのでしょうが、それでも夏とは違い、きっと気持ちの良いお天気になるのでは?いかがですか!秋を探しにお近くを散歩に出かけるのは・・・?  もちろん、途中でイチョウの木もあるかも?と、思われるようであれば、軍手やビニール袋は忘れずに用意して、お出かけになるのが良いですよ!
一昨日からの秋探し!ぎんなんの事から始まり、昨日は本などにつく「紙魚=しみ」の虫よけにもなる、この時期の黄金色した「イチョウの葉」と書きましたが、調べてみると?なんと本だけでなく洋服などの虫除けにも使われていたと言います!  
このイチョウの葉を虫よけに使っていたのはだいぶ以前の話らしいですが、今のような「タンスに○○」とテレビのCMで流れているような物がない時代の事で、タンスに着物などをしまっておく時の虫よけに「乾燥したイチョウの葉」を入れておくとよいと言われていたと言います!
「秋晴れの日にイチョウの落ち葉を集めて、汚れを落とし、すぐに半日ほど天日干しをしておき!その後、さらに風通しの良い日陰で乾燥させ、綿や絹で作った袋に5枚ほどを入れて」タンスの隅に置いて置くのだそうです!  が、いったいその効果がどれほど持つのかは分かっていないとか・・・?
効果のあるのが「色付いたイチョウの葉」ですから、翌年までは大丈夫のような気もしますが? だからと、現在「一張羅=いっちょうら」の心配な着物やお洋服の時には、やはり信用のできる「タンスに○○」を置いておくことをお勧めします!  またこの話から「イチョウの葉」だけで虫よけを信じたら、翌年には本がシミに食われてや!洋服や着物が虫くいに!と、言う事がっても?一切その責任はご自分で!私は知りませんので、ご承知を・・・!
でも、何となく風情のある「イチョウの葉」の防虫!  ちょっと試してみたいと思いませんか?  もしも本当に?効果あるのであれば、まず始めに秋を感じた「ぎんなん拾い」と同じ様に、自分だけでのこの時期の風物詩になりませんか?
ジャーやはり明日は、一石二鳥の秋探し「色付いた黄金色のイチョウの葉と、ぎんなんの実」を集めにお出かけしましょう!
と言っておりますが、一つ気をつけないといけないことが?  それは「ぎんなんの実」を拾う準備に、お出かけ前に「軍手とビニール袋」と言っておりますが、これは必ずで!そして実を拾う時には必ず軍手はして行いましょう!
と言うのは「きれいなものには棘がある!」と言いますが、ぎんなんは「美味しいものには・・・?」になるのかもしれませんが? 「ギンナン接触性皮膚炎」と言う病気があり、ぎんなんの外の皮の内側にヌルっとした部分が有り、これに触ることで、アレルギーが出来!ぎんなん拾いや、ぎんなんの皮をむいて調理した後に強いかゆみを伴う「かぶれ」が起きるのです!
このぎんなんのアレルギーが出来てしまうと、拾う時の手だけでなく、顔なども真っ赤に腫れてしまう!と言う事も起きます、さらにこれを何回も繰り返していると、なおさら強い反応が出るようになるのです!  さらにその症状もすぐにではなく数日たってから?と言う事も有るのです!
「ぎんなんかぶれ」が起きると、ウルシ科の物にも似たような症状を起こすと言われ、その中には「マンゴーやカシューナッツ」などでも同じような反応を起こしやすくなりますからご注意を!  また反対に、もともとウルシなどでかぶれた経験のあるみなさまは「ぎんなん拾い」はせずに、色づいたイチョウを見るだけの方が良いと思います!
また「かぶれ」はないから大丈夫!と言うみなさまも、自分で拾い、美味しいからと「食べ過ぎると?」ぎんなんには有毒と言われる成分もあり中毒症状が現れることがあります!
その症状は?と言いますと「嘔吐や吐き気、下痢」などの消化管の症状が多く、特に生で食べた時には、その原因になる「アミグダリン」と言う成分により中毒症状が出やすいのです!  また別の成分で、食べる事で脳の神経の情報伝達に必要な「ビタミンB6」の働きを阻害してしまう成分もあり「手足の震えや、めまい、ふらつき、けいれん」などの神経症状が現れます!
いずれにしても、美味しい物でもほどほどに・・・!と言う事で、秋を味わう「ぎんなん」は枝豆のような感覚で食べるのではなく、お店で出される様な量の、せめて10個以内が一番良いのでしょう!
もちろん、今までと同じ様に食べても良い物で!ただ食べ過ぎると!と言う事ですから、特に小さなお子様が・・・!と言う時には、大人の方がきちんと管理して味わうのが良いと思います!  まさに「美味しい物にも棘がある!」と言う事ですので、くれぐれもご注意を!
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